重要な銘柄なので資料も特別に多かったのです。
この会社が金融区の開発を担当することになったのは、国が指名したからです。
つまり、国はこの地域が発展するかしないかを陸家噴に賭けたというわけです。
極端にいってしまえば、証券会社ばかりか中国の国自体も中国株の中心銘柄として考えているわけですから、私も中国を代表する銘柄として購入することにしました。
収益も配当も問題ありませんでした。
94年12月、私は陸家噴の株式1万株を、1株71セントで購入しました。
当時は1ドル100円だったので、手数料を含めて約73万円の購入代金となりました。
ひたすら耐えることに意味がある私は、株に投資をすることは耐えること、そして耐えたぶんだけ大きな利益を与えられるものだと思っています。
現在、私の保有している銘柄の中でも、この先10年以上は決して売らないであろう株が何種類もあります。
ときに、それらの株が急騰した場合には一部を売却することもありますが、基本的には10年間は売りません。
10年どころか、20年、30年売るつもりのない銘柄もありますし、死ぬまで売らずに残る銘柄も出てくるかもしれません(それは、売らなくても毎年多くの配当金が入ってくるなどの場合です)。
売る必要がないのです。
これらの銘柄は、これから何十倍、何百倍にもなるかもしれない企業の株で、それを大安売りで手放す必要がないと考えているからです。
100万円が1億円以上になったときに初めて、売ることを考えればいいと思っています。
もちろん、そこに至るまでに、株価は日々変動し、投資家の心を惑わせるものですが、投資には忍耐力が大切だということだけを、私は肝に銘じていきたいと思っています。
言葉を換えれば、将来の株のリターンが、忍耐料だといってもいいのではないでしょうか。
ただ買ったものを売らずに持っているだけなのですが、実際はこれが大変なのです。
他の投資家の様子を見ると、2、3割上がったところで売却する人が多いように思いますし、そこで我慢できたとしても、3倍、3倍になったら売ってしまう人も多いようです。
たしかに、私も以前は、3割以上上がったら売りを考える、という方法をとっていたこともありました。
しかし、その段階ではまだまだ辛抱が大事だと考えるのです。
ここに、長期に株を持ち続けることの利点を示す実話があります。
以前、テレビ番組で取り上げられていました。
アメリカのある貧しい村の人たちの話です。
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